日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

1032017/04

硫黄島での慰霊に参列(3/25)

硫黄島の日米合同戦没者慰霊祭に行って来ました。平成十八年に初めて参列したことがありましたので二度目です。民間チャーター便で一時間四十分、東京から約千二百キロ、遺族の人達も各県から参加していました。

この島では日本兵は栗林忠道中将(戦死して大将に叙せられる)以下一万八千人がほぼ全滅、そのうち今回百三才の生還者に会いました。娘さんに付添われた翁は米軍上陸前の艦砲射撃で負傷し、継戦不可能であった所、栗林中将が直々本土連絡の飛行機で帰京し、入院加療せよと命令を出し、一命を取り止め今日に至っています。最後の最後までムダ死はさせない覚悟で戦った中将の一面を表す事実です。

中将の作戦は休火山のこの島に縦横にトンネルを掘り、又自然の洞窟を利用し、米軍の艦砲射撃に耐え、敵が上陸する所で戦端を開き、出来る限り敵に損害を与え、自軍の損耗を抑える事でした。武器弾薬や食糧の供給も途絶えた孤島では降伏をしないのなら自らが死ぬ前に敵をより多く倒す方法を考えたのです。この作戦により米軍は死者六千八百人、負傷者二万人、これは先の大戦の戦闘で最も死傷率の高い戦場の一つでした。米国側からも作戦参加兵の生き残りの八人が参列していました。彼等も全員九十才前後、栗林中将の孫である国会議員のS氏と抱き合い、涙を流しながら友情を確かめ合っていました。

昨日の敵は今日の友、両国代表者のスピーチは苛烈な戦争を語りながら最後はお互い敬意を表し、恒久平和を誓う内容でした。青空の下感激を新たに私も平和の大切さを噛みしめました。

1042017/04

トランプの決断に世界は驚く

とうとうトランプ大統領が世界の警察の役割を発揮しました。そうですシリアに対し、米国艦船から巡航ミサイルを発射、シリア国内の空軍基地を攻撃させたのです。

思い出して下さい、トランプ大統領は大統領選挙期間中米国を偉大な国に再構築すると標榜し、同時に他国の紛争への介入には凄く消極的な言動を行い、先ず自分の国の防衛は自分ですべしと述べ、又NATO諸国にも財政的貢献の少ない諸国を批判し、米国に許り頼ることに不快感を露にしていました。これらの発言から私達は米国がかつて進めていた「モンロー主義(相互不干渉)」に立ち戻るのではと危惧もしていました。

所がこの考えから百八十度転換してのミサイル攻撃をトランプ大統領が命じたのですから世界は驚きました。とは言え二つの対極的な反応が生じました。他人の不幸は我関せずの行動を取ると思われたトランプ大統領が、シリアの子供達が毒ガスで死んで行く報道を見て激昂し攻撃を命じた点で我国でも彼の反応に理解は示しましたがビックリしました。

もう一つの反応はシリアのアサド政権を支えてきたロシアやイラン、そして北朝鮮もでしょう。国際法違反のガス攻撃を彼等は否定はしているものの世界の冠たる米国が実力行使をしたのですから、非難はしても反撃する訳も行かず相当なショックだったでしょう。この米国の一線を越えた(オバマ前大統領は越える決断はしなかった)軍事行動が与える影響は未だ明確ではありませんが、不法国家北朝鮮への圧力には絶大かもしれません。冒険主義の隣国の抑えになれば東アジア安定化への一歩ですが。

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