日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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年末まで訪中で多忙良い新年を

新年お目出とうございます。本年も何卒よろしくご指導ご鞭撻下さい。 年あけの一日、二日は少しゆっくりさせて頂き、家族団欒で久し振りに妻の手料理に舌鼓を打ちました。

実は昨年末の二十四日から二十九日迄中国で行われた日本中国第七回与党交流協議会に参加し、三十日にふる里に戻って来ました。我が国の与党は自民党と公明党、中国の与党は勿論共産党で自民、公明とも二階、井上幹事長が党を代表して団長となり、私も随員の一人でした。

尖閣列島国有化以降、日中関係は冷えていました。それ迄は既に五回この交流協議会は継続していましたが、約五年間の中断の後、昨年五月に中国側がやっと会の再開に同意して訪日し、宮城県で第六回協議会が実施されました。私もこの会に出席しましたが、雰囲気はまずまずでしたから(と言っても険悪な対立になりそうな問題提起はありませんでした)この熱が冷めないうちに今一度との意も含め今回日本側が福建省のアモイと省都の福州での会議に出掛けたのです。

この会の再開はなんと言っても二階幹事長の中国に対する人脈の深さが大いに寄与しています。氏は国会議員になった当初から故田中角栄首相の対中政策に賛同し、折々に中国に出掛け、人治主義が中国政府を動かすとの信念から中国各界の指導者と友誼を結んで来て今日があります。中国での顔の広さは抜群です。その証拠に、氏のお蔭で団は国賓待遇、何時でも何処でもフリーパス、飛行機を降りれば赤絨毯の上を歩いて出迎えの式でした。

加えて人民大公会堂で中国の最大権力者 習近平氏と会見したのは両幹事長だけでしたが私たちも謁見する機会を得ました。一つ話にはなります。

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若者は志を持って一年の計を

ふる里は正月三ヶ日は穏やかな天気で、私は恒例の一日の花尾山(黒田藩の山城)での初日詣、近隣神社へのお参りをして一年の計の成就をお願いしました。

国政に参画してより既に三十二年目、三回の敗北で総計十年の空白はありますが、毎年我国が正月を平和裡に迎える時、未だ世界の各地で紛争が続いている現状を鑑みて、一方で我国の平和の有難さを思い、同時に不幸不安定な新年を迎える地域の国民の苦悩に胸を痛めざるを得ません。世界平和は言うは易く成すは難いのです。

年賀状と一緒に元旦にある中学校の生徒から手紙が来ました。内容は我国政府の政策への批判で、核の廃絶、武器輸出の反対、子供の虐待(少年兵問題を含む)に対する国際刑事裁判所の積極的参加がその意見でした。論理もしっかりしていて私は大いに感心させられました。日頃から政治に深く関心があって新聞やテレビを観察する姿勢があるのでしょう。

理想世界を希求するこの生徒のような考えを世間知らずの若者と一概に無視する事はいけません。そうでなくてもこの所我国周辺は核の拡散が生じようとしているし、米露に次いで中国は武器の輸出に熱心です。この様な現実を示しつつ真面目な若者に、ではこの現実に挑戦しながら如何にして理想社会へ向って歩を進めて行けば良いのかを考え、自ら世界の変革に参画する位の志を持って貰うことは素晴しい事です。

この所我国の若者は内向き思考でぬるま湯社会に満足しているとの批判がよく聞かれます。彼等が挑戦心を持って飛び出してほしいと強く感じます。斯く言う私も十六日からアフリカでの開発と安全保障の会議に出発します。七十才でも志高くですね。

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