日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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北朝鮮非核へ動く?

国会が森友学園で紛糾している時国外では予想もしない事が起っています。トランプ大統領が五月になったら北朝鮮の金正恩委員長とトップ会談を行うと例のツイッターで世界に流しました。勿論後に大統領府の報道官が追認したので本当の事だと判りました。

この発表の後金委員長は北京を訪れ、習主席と会見をし、北朝鮮の非核化に関し意見交換をしたと報道されていますし、又金委員長は韓国の文在寅大統領との両国が分裂して以後三回目の歴史的トップ会談を四月にはすると発表されました。

北朝鮮の金委員長は既に中国の習主席と会い、そして近々韓国、米国の大統領とも会います。我国の安倍首相も金委員長との会談の可能性を積極的に探っているとの由、東アジアの外交が活発になっています。

思い起せば一九九三年、北が核兵器の開発をしている疑いがあり国際原子力機関(IAEA)が「特別査察」を求めると北は即時NPT(核不拡散条約)脱退を宣言しました。これに対して米国は妥協策を提示して脱退を止めました。米国と韓国と日本の共同で朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)を発足、北に核爆弾製造に必要なプルトニウム抽出の難しい原子炉を提供するから現状の原発の稼動と核開発を止めるよう交換条件を出したのです。それが北に認められ、北の核開発は停止されたと思われていました。

所が北は二〇〇三年NPTを脱退し、それまでの日米韓三国の原子炉製造を含む数々の援助は全く無駄になりました。つまりこの間秘密裡に北は核開発をしていたのです。

この様な不誠実な行動をとって来た北朝鮮の非核問題会談、日本も米国も韓国もだまされない議論が絶対必要です。

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内憂外患に直面

この所国会中継のあるテレビ放送では森友、加計問題が中心番組です。勿論これらの問題は政治及び行政の信頼を大いに左右するものですからこれからも何が真実なのかを明らかにし、国民理解を取り戻さなければ国家の運営に支障をきたす事にもなりかねません。我国政府は内には少子化、労働力不足、社会保障費の更なる増大、外には北朝鮮のミサイル・核問題、中国の軍事力拡大等の難問を抱えているのです。

これらと同様いやこれら以上の事件が又起こりました。そうです遂に米国と同盟国の英国、フランスが協同してシリアにミサイル攻撃を開始しました。トランプ大統領は攻撃を示唆していたとは言え、私達もかってのイラク攻撃がもたらした今日の中東の混乱を思うとそう簡単に攻撃命令を出すだろうかと疑問視もしていましたが、実行しました。元々のこの攻撃の因はシリア政府が反政府派に対し国際法規で禁止されている化学兵器を使用して無辜の民を殺戮したことにありました。攻撃三国は口を揃えてシリアの化学兵器の使用の確たる証拠の下での実力行動と言っています。

思い出せば米国と英国がイラクのサダム・フセイン政権打倒の為の口実は彼等が大量破壊兵器(化学兵器)を保持していると言うもので、結果としてはその証拠は不明のままでした。今回のシリア攻撃が局地的なもので終るのか、シリアにはロシア軍が駐留しているし、イラン軍も支援している現状を考えると戦線が拡大、又複雑な状態にならないとも限りません。中東は世界の石油生産の一大拠点でもあり、世界経済の不安定化にも即繋がります。

我国はまさに内憂外患の態です。真の信頼に足る指導力が今こそ求められています。

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