日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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原発の是非 新潟知事選挙の行方

新潟県知事選挙が現在行われています。前知事の女性問題での辞職が原因で、何とも締まらない話ですが、まさか候補者達が選挙民に「私は異性とのスキャンダルは心配要りません(候補者には男女あり)」と訴えて支持を得る訳にも行きません。選挙の争点は実は原子力発電の再稼動是か非かで、前回もこの問題を巡り戦われ、原発再稼動反対派が勝利しました。

原発反対と言うと直ぐ思い出すのが小泉、細川両元首相です。有害な使用済み核燃料の保存場所を見出せないでいる我国で原子力発電を続ける事は「トイレの無いマンション」で生活するのと同様だと曰(のたま)うています。確かに両氏の「トイレ・マンション」論は判り易くもあります。

電気エネルギーが人類に発展をもたらしている事は申す迄もありません。電気の無い生活は私達文明化された社会に生きる者として考えられません。一方世界を見ると電気利用無しで日々を送る人達は未だ億を数えます。電気を得る為に私達は永年工夫をして来ました。水力発電、太陽光発電、風力発電、地熱発電等自然エネルギーを電気に変え、化石燃料を活用して火力発電を考え、技術の粋を集めて核分裂を利用して原子力発電を生み出しました。

どの発電を取り上げても一長一短があります。原発を考えると特に海外ではチェルノブイリ、そして国内では福島で原発事故により人類に脅威を与えたことも事実です。この重大事故を乗越えて行く事により未来永劫に亘り安心、安定、安価な電力を得る事が出来ると考えると原子力発電も又否定は出来ません。技術を極め、使用済み核燃料の処理、解決を一日も早く成就して国民の理解を得るべきです。新潟でも原発の必要性を県民にきちんと説明して行かねばなりません。

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森友、加計問題と政治力

今国会も残す所あと一週間程、内政では与野党が対立する働き方改革法案やIR(カジノ)法案処理が残っています。安倍首相得意の外交では、シンガポールでの米北朝鮮首脳会談で文言上は北の非核化が合意されました。

時は動いています。そんな中でこの一年半ずっと政界を騒がせて来た森友、加計問題は私達に行政の政治家への忖度(そんたく)について深く考えさせられる課題を提供しました。だいたい政治のスキャンダルは金の授受が関係しています。しかし今回の二題はこの点の疑問は無く、森友問題では先日当事者の財務省から報告書が出て書類改ざんの事実経過が発表されました。結論は理財局長の指示で違反行為が行われたと判明しましたが、どうして局長が改ざんを命じたのか明確ではありません。疑問点の政治権力への忖度については全く言及がありませんでした。しかし、ここでは部下の一人が命を断って迄上司に抵抗した事実は厳然と存在しています。これに対する上司の責任は重大です。

加計問題はむしろ単純なのではと思えます。地方創生の為の戦略特区構想で四国にこれ迄なかった獣医学部の創設を加計学園が提案し、省内議論はあったでしょうが文科省が最終的には認可し、誘致に力を入れていた今治市がこれに成功したのです。当学園獣医学部問題の国会での争点は認可に政治力、それも首相のそれがあったか否かです。政治力は微妙でもあり絶大でもあります。違法行為でもありませんからその是非は、後は国民の批判に任せることになります。

政治力は目に見える物でもなく量る事も出来ません。しかし絶大な影響力を持つ事は確かです。この使用は最後は国家国民にとり正しい成果をもたらせたか否かが問われるのです。

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