日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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不安の残る米国、北朝鮮首脳会談

去る六月十二日今世紀前半最大の出来事とも言える首脳会談が挙行されました。そうです、米国のトランプ大統領と北朝鮮の金委員長によるシンガポールでの事です。

予測不可能の二人が本当に膝付き合わせて会うのか、実際に事が起る迄世界中の人達が固唾を飲んで見ていましたが、これが実現しました。何しろ北朝鮮はナラズ者国家の烙印を押され、これ迄に何度も核開発と長距離ミサイルの実験を世界の反対の声を無視して行って来ました。その国の指導者の金氏が一方で、相手側のトランプ氏も又現代の文明機器たるスマートフォンを駆使して勝手気儘に自己主張をし、他人の感情や意見に配慮もしない、自国第一主義を主張する大国の指導者としては余りにも信頼に欠ける人材です。

一言で言えば二人共常識人にあらずなのですが、であればこそ瓢箪から駒の例えのように画期的な答を得る事もあり得べしと私達は不安もあれば、同時に期待もしていました。

結論は御承知の通り劇的でもなく、将来お互い努力すれば地域の平和と安定を築くことも可能になる予感を私達にもたらしました。つまり実際に米国が唱えていたCVID(完全で検証可能、不可逆の非核化)を明確に両国が同意した訳ではないが非核に向けて両国が責任を持って動こうと言うものです。米国は非核化に関しては北朝鮮に会談前の激しい態度を改め、強権鎖国の国家体制の保証を与えました。トランプ大統領の一連の行動はまるで金槌でブン撲るのかと思わせて実は頭を撫でて第一幕終了とでも言える印象です。

少なくとも軍事力行使が無く、ホッとはしましたが、私達にとり北朝鮮が現に核爆弾を保持する事実は残っているので、全く心配の種は消されない厄介な環境下で生きて行かなければなりません。

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異常気象に防災対策を

七月六日に記録的な線状降雨に襲われた瀬戸内地方を中心とする西日本一帯の被害に対し、政府は「平成三十年七月豪雨」と特定し、早速対策本部を設立、欧州・中東出張の予定をキャンセルして安倍首相は陣頭指揮で復旧に全力を約しました。私は衆議院災害対策特別委員会の筆頭理事として被災者の救済に汗を流さねばなりません。

今こうして筆を進めている間にも死者、行方不明者数は増えており、十一日現在でも既に百五十九人が亡くなり、五十七人が行方不明(NHK)と発表されています。重傷、軽傷の人も百人を越えており、何とか一人でも多く元気な姿になってほしいと願うのみです。

水害が生じると私の記憶の底から昭和二十八年のふる里の大洪水が浮び出て来ます。私は翌年小学校一年になる年、保育園に姉が迎えに来て帰宅後、国一級河川の遠賀川の堤防が決壊し、上流から水が襲って来ると言うので先ずは兄弟五人で堤防の反対側に渡りました。父母も家を整理して数時間後に私達に合流しました。

その翌日、ふる里(旧)遠賀村は天井川の遠賀川の水面と同じ水位で、まるで湖の中に屋根がここそこに見える状態でした。勿論我家も水没、水が引いて皆で帰宅すると家中の物は全て流失し、只々泥で汚れた家がかろうじて残っていました。何とか数ヶ月かけて元の生活に戻りましたが、今でも残念に思うのは自らの成長の記録の写真が一枚も残っていない事です。

今回の各地の洪水や土砂崩れは自然の脅威をまざまざと見せつけました。家は壊れ、車は流されても何とか命だけはとテレビの画面を見て私は思いましたが、ここそこで無念な事実が報告されています。この所異常気象が主因とは言え、私達は更に防災に心血を注がねばなりません。

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