日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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恒例のアフリカ視察とキリマンジャロ登山

文字通り炎暑が続きます。何卒健康保持を第一に夏を乗り切って下さい。

このハガキが届く頃私は毎夏の計画通りアフリカにいます。先ずはエチオピアで地熱発電支援現場を訪ね、タンザニアの米作りの成功圃場と初等教育指導現場にも出掛けます。この後がこれ迄のアフリカ視察と趣きを異にします。

実は私が四十五年間何時の時か実現しようと思い続けたアフリカ最高峰キリマンジャロ山(五、八九五メートル)登山を遂に今夏実行します。私がアフリカの地に足を踏み入れたのは二十六才の時でした。その時からの夢が「何時かこの山の頂上を極めよう」でした。そう思いつつ年月が経ち、もう私も七十を越え、これ以上グズグズしていると体力の衰えが更に進み夢が夢に終わって仕舞います。今年こそ挑戦しなければもう機を逸するやもしれぬと思い一大決心をし、一仕事した後に一週間余をかけて夢の実現に心身の全てのエネルギーを発揮することにしました。

七月二十八日に一、七〇〇メートル地点から出発し、何とか六日目には頂上にと計画しています。勿論何度もキリマンジャロ登頂経験のガイドの指導で十分な装備の下、安全第一で登山しますから心配はありません。一番気を付けなければいけないのは高山病です。予防の薬は携行しますが、高地に体が順応出来ない時はガイドの命令で即下山だそうです。頭痛がしたり、食欲不振になったり、風邪に似た症状が出たり、色々体調に変化が起こるそうですが、何とかこれを乗り越えなければなりません。今一つの問題は体力です。一日の歩行距離は五から十キロですが、空気が薄く、筋力も若い頃とは違います。この二つの難問に抗いながら私は夢を実現します。

無事帰国した後には苦労話をさせて頂きましょう。

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地熱発電が開発途上国を救う

先月二十三日に日本を発ち、アフリカのエチオピアとタンザニア、そして地球を西に半周して中米のコスタリカとエクアドルを訪ね、十日に戻って来ました。訪れた四ヶ国は日本より赤道に近く、常識的にはこれらの国の方が日本より暑い筈ですが、所が現実はそうでなくどの国も高原勝ちなので我国よりずっと凌ぎ易く、帰国して日本の異常な迄の暑さに悩まされながら初盆参りをしています。

暑くても室内にいれば今日では電気冷房がきいていますから快適な環境を得る事も出来ます。本当に電気の有難みをしみじみ感じます。そうなのです文明化された社会での必須の第一は電気なのです。この大切な電気が未だ十分に行き届いていない国が世界にありますから先記の国々を回ってその援助の手立を視察したのです。

とは言え面積も人口(五百万人)も小さいコスタリカは火山国で山勝ちの為水力発電が盛んで電力の八割は水力、そして少し許りの地熱発電、残りは火力に頼っています。エクアドルも又火山があり今度初めて日本の技術で地熱発電が試みられます。エチオピアも同様でもうすぐ実証用の五千キロワットの地熱発電機が据え付けられます。タンザニアはこれから地質探査をして地熱利用の可能性を調べて行きます。利用出来れば燃料費タダで二酸化炭素を排出しない地熱発電への期待は大きなものがあり、この領域技術では世界の先端を走る日本の責任は重大です。

最後に前回の通信で私事ながらアフリカ最高峰キリマンジャロ(五、八九五メートル)初登頂挑戦を仕事の合い間にする話をしました。結果は悔しいかな途中の五、三五〇メートルで酸素欠乏を私は起こし、低体温となり下山を余儀なくさせられました。今回は登頂失敗しましたが、まだ諦めてはいない事を申し添えておきます。

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