日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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脱炭素社会は地熱利用で

地球温暖化による異常気象が世界各国で大きな災害をもたらしています。勿論我国も残念ながらその例にもれません。線状豪雨により広島、岡山、愛媛で大きな被害が出ましたし、先日も台風十九号と二十号が普通ではない動きで日本列島各地に傷跡を残して通り過ぎました。

この温暖化の原因の一つは地球上に増大する炭酸ガスによると科学的に証明されています。産業革命以後二百年に及ぶ化石燃料の使用が今日の温暖化の一因です。であるなら元を断つ、つまり火を燃やしてエネルギーを得る事を止めれば良いのです。しかし一言でそう言っても今日のエネルギー、特に電気エネルギーは火力に頼らなければ安価で安定した電気は得られません。勿論再生エネルギーや批判も多い原子力エネルギーも利用すべきですが、火力に代替する十分な信頼性は得られないのです。

所で未だ十分に利用されていませんが、火力に代わって活躍出来る可能性を持ったエネルギーがあるのです。それは地熱です。地下のマグマで温められた水、つまり温泉を利用すれば全く二酸化炭素を発生させずに蒸気タービンを回し電気が得られます。

私はここ数年地熱利用が人類を救うと信じ世界の各地に地熱利用の現状と可能性の調査に出掛けています。今夏も中米のコスタリカとエクアドルに足を伸ばして来ました。特にコスタリカは水力と太陽光、それに地熱の三つの再生エネルギーを活用して国の電力の九割以上を生み出し、最後の需要調整のみに火力を使用しています。小さな国ですが脱炭酸ガスを目ざす模範的な国です。火山列島日本も更に地熱利用に英知を駆使して地球温暖化に対処しなければなりません。

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日本の舵取りを決める自民党総裁選挙

三年に一度の自民党総裁選挙が現在行われていて二十日に結果が出ます。現職の安倍晋三総裁に対抗して石破茂氏が立候補しています。国政で自民党が衆参共に過半数を握っていますからこの選挙が事実上我国の首相を選択するので重大であることは言わずもがなです。現在党員は百七万人、この人達の一票に我国の存亡がかかっているのです。

自民党の枠内での選挙ですから自ずから政策論争をしても徹底的な対立になる事はありません。この両者の演説会が先日行われ、お互い二十分の時間内で自身の考えを訴える機会が与えられました。現職の安倍氏は目新しい政策の提示よりむしろこれ迄の実績を余裕綽々に語りました。氏は外交に関し自信を持っています。米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領とは旧知の仲ですからこれから先の懸案の対応を述べるより二者との良好な関係を元に将来もお任せあれの態度でした。加えて強調したのは氏永年の希望である憲法改正、特に第九条に対する思い入れは明確です。

一方理論家の石破氏が第一の政策に掲げたのは地方創生でした。氏は二年前この担当大臣でしたからこれに関する議論をさせれば天下一品、少し気合いが入り過ぎて永い嫌いはありましたが普段通りの論理明解な話しでした。加えて自家薬籠中の憲法論議は少し控え目に見えました。

国民が国政に期待する政策はこの所一は社会保障、二が経済の安定成長です。どちらも自らの日々の生活に直結していますから要求は当然です。どちらも言うは易く行うは難し。労働人口は減少し、高齢者人口が増大する中どちらに日本の舵取りを任すべきか。私は三十年来の盟友石破氏を強く支持して来ています。

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