日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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「やってみなはれ」の意識で経済再生

我国の経済の再生にはこれ迄我国が得意として来た物作りの技を更に磨き、競争力を高めることは当然必要ですが、これから先もっと求められる事は他国が未だ行っていない新たな産業を生み出し、経済成長を成し遂げる事です。

所がこの所我国は新産業育成に関しては世界で遅れをとっています。特に成長著しいA・IやIoTの分野では米国と中国が鎬を削り、そこにチョット欧州の国々が参入しているのが現状、残念ながらエレクトロニクス部門で先頭を走り、特に半導体生産では日本なくしては世界は動かない地位も今は昔の現況です。かっては日本企業の東芝、日立、三菱、NEC、富士通、ソニー等々が元気を象徴するように世界中の大都市のネオンは我国企業のサインで埋め尽くされていたものです。しかし今日ではこの立場は韓国、中国、米国の企業に奪われ見る影もありません。

私は、我党では知的財産振興の為の調査会の重責を担っています。であればこそ前記のような日本の新産業の遅れにカツを入れ、新たな知的財産を力強く生み出す政策を後押しするべく汗を流さなければなりません。

発見や発明、そしてそれらを活用した産業を起し、経済的に利益を生む迄には相当な時間と労力と資金が必要です。今我国では研究者、開発者等の新しい事に挑戦する人が減少しています。国は無い袖を振り絞って研究開発に資金を入れています。しかし民間の側が如何せん新規事業への挑戦に大胆に立ち向かう勇気が足りません。米国や中国は俗に言うベンチャー事業、つまり先の見えない事業に理解を示し、「やってみなはれ」論で投資を惜しまぬ国情が定着しています。

この儘では日本は良くて一・五流、いや二流の国家になって仕舞います。

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久し振りの委員会質問

先週本当に久し振りに委員会で質問に立ちました。久し振りだからと言って国会議員の義務たる委員会や本会議への出席を欠くような事を私はした事はありません。自慢ではありませんが委員会、本会議に出席し、終始席に着いている時間の多い人の一、二番に私は入るでしょう。私が一年議員の頃会議中に席を不在にする議員の多いのを見て、せめて着座して議論を傾聴する責務を怠る事は済まいと心に決め今日に至っているのです。

又質問に関しては私のようなベテランになると、その機会を若手議員に譲るのが先輩議員の配慮と考えられるので、敢えて質問者にならないのです。特にテレビ中継のある時は、誰も地元の支援者に自分の活躍ぶりを示したいものですから、そこで男気を出して他者に質問の機会を提供すれば感謝されるのです。

今回私が質問者になったのは議事を進める担当議員からの依頼によるもので、まあ私も質問内容、興味深い特許に関する問題だったので引き受けたのです。しかし質問時間は僅かに十五分、二、三問質問をすればすぐに時間が過ぎて仕舞います。

手短かに質問内容の一つを説明しますと、特許保持者がその特許を無断で使用する他者がいると疑った時裁判所に訴え出れば裁判所は特許の専門家を使用現場に赴かせ違法の有無を調べる制度を今回作ろうと提案したのです。私のような性善説で人の世を見る者は先ず裁判所は公正中立と考えるし、そこが指名した専門家も又正義の人と信じます。であれば、その専門家が現場に踏み込んでの事実認定は当然と思うのですが、世の中そう単純では無さそうです。調べられる側はその専門家が必要以上の現場査察をして自分側の秘密事項が覗かれ盗まれるのではと危惧する場合もあるようです。

特許を駆使しての経済市場の争いは、更に熾烈を極める様相です。

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