日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

1532019/05

物議を醸した県知事選挙

ふる里福岡県でも統一地方選挙で知事選挙が行われました。現職二期を務めたO氏と新人のT氏それにS氏でした。失礼ながらS氏は共産党を基盤にしての立候補ですから勝敗の埒外でした。

元々自民党推薦で二回当選したO氏ですから今回も推薦はあると私は思っていました。所がO知事と県議会与党の自民党との間に軋轢が生じ、県会議員中心の知事候補推薦の会で、O氏はその任にあらず、寧ろ新人を出すとの結論になりました。そしてアッと言う間にT氏が自民党推薦の県知事候補になりました。

一度は自民党を離党し、新党設立の発起人の一人として活動し、最終的にはその新党も消滅した故、頭を下げて再び自民党に再加入させて貰った私ですからこれ以後自民党の決定には時には不満があっても従順な活動をして来ました。今回の県知事候補推薦選出の折も私達には何の相談も無く新人T氏推薦となりましたが、私は党の規則に従いこれに賛同し、選挙期間中もT氏の応援をしました。私はO氏とは二十年に及ぶ親しい間柄、一方T氏とは推薦されて初めて会う仲、心中誠に複雑でしたが党の決定第一と思ったのです。

この選挙の結果はO氏とT氏の得票は三対一以上の差でO氏の当選でした。この敗北は明らかに県民と推薦した側とのO氏の評価に関し大きな差違があった事を投票の結果が示しています。民主主義は数の論理です。多数を得た方の意思がその場では正当と見なされ、参加者はそれを尊重することが暗黙の了解なのです。

ラグビーでは試合が終れば「ノーサイド」と言って勝者敗者がお互いの健闘を讃え合います。県知事選挙はO氏の勝利で氏の三期目が始まりました。私はO氏とは仲直りをして五〇〇万福岡県民の為、協力して働きます。

1542019/05

新しい御代令和の始まり

三十年の平成の後この五月一日から「令和」の御代になりました。四月一日に内閣が令和を発表してから一ヶ月、まだ新元号の響きはしっくり来ない気もしますが、これも慣れで、何度も見、聞くうちに口からすらすらと出て来る事でしょう。

私の「令和」に対する第一印象は先ず「令」は令示とか律令とかの意が浮かんで硬い響きに感じましたが、少し考えて見ると令息や令嬢の中での敬称の意もあるのだとも考えました。勿論「令和」の「令」の真意は後者ですね。又「和」は平和の和であり、訓読みなら和(なご)やかですから優しい感じがして来ます。

元来元号は中国の典籍から引き出すのを常としたのですが、今回は初めて日本の古書万葉集の文から引用して作られた「令和」ですから、更に日本に相応しいとの意見もありました。この点に関しては私は特に賛意を送る程の印象は持っていません。いずれにしても漢字そのものが中国伝来のものですし、元号そのものも又中国の伝統に倣ったものですからそうそうメード・イン・ジャパン(日本製)を自慢する事もあるまいにと思っています。

平成が終る時、時の天皇が自らの時代の三十年を振り返って戦争の無い三十年であった喜びを声を詰まらせて発言されたのを聞き、私は何にも増して平和を祈る日々を天皇が送られたのだと感じ、心から敬意を抱きました。

令和を継がれた今上天皇も又平成の御代の平和と繁栄を続ける覚悟を述べられました。今上天皇は戦争の体験は持ってはおられないのです。しかし平和の尊さは自ら学び又父上皇の教えを学ばれた事でしょう。新憲法の下象徴としての天皇の責務は国民と共に平和で豊かな日本を継続して行く事ではないでしょうか。必ずや次の三十年も四十年も令和天皇の下でそうあると信じる令和の幕開けの時を私は噛みしめています。

最新号「すずきの通信」の購読申込み先(有料)
電話: 093-621-1030