日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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一少女の訴え世界を動かす

安倍首相も出席した今秋の国連総会では各国の首脳が数多くの国際問題について演説をしました。イラン制裁問題に対するイランと米国の大統領、EU離脱に対する英国の首相、等々今日の国際情勢を反映して喧しい議論が展開されたのです。勿論どれを取っても見逃す事の出来ない世界の平和と繁栄に関する主張であった事は確かです。

これ等世界の指導者達の出番にも拘らず、国連本部のあるニューヨークで一番耳目をひいたのはスウェーデンの十六才の少女、グレタ・トゥンベリさんの演説だったようです。涙を含んで堂々と持続的地球環境保持を訴える彼女の姿は通信媒体を通して世界中に広がりました。彼女に対しトランプ大統領は例のツイッターで揶揄したとか、アメリカの一大テレビネットワークニュースの解説者が彼女を病的であると言って物議を醸し、話題沸騰しました。

ここでの事の本質は彼女の演説の中味であり、彼女が若過ぎるとか議論が一方的だとか批判するのは当らないでしょう。彼女の言う地球の自然の急速な変化は本当に心配です。我国に目を向けても、観測史上初めてとの修飾語のつく大雨だったり台風だったりがありましたし、私の地元の玄界灘の夏の風物詩の、沖合いで光々と集魚灯を照らすイカ釣り船が不漁で出漁出来ないとか、北の海ではこれから脂の乗るサンマが獲れずに食卓に全く現れないとか、環境の変化がもたらす不都合な事象を取り上げれば大きな問題から日常の変化まで枚挙に暇がありません。

我国における地球温暖化対策は残念ながら未だ動きは鈍く、例えば化石燃料を減らして自然エネルギー利用の電力を生み出す政策もこれから本腰です。私自身世界の現場で学んだクリーンエネルギー技術の活用をこれからも我国で力を入れるべく大汗をかきます。

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民主主義下で発展する台湾を訪ねる

十年ぶり、いやそれより久しく中華民国(台湾)の国慶節の式典に自民党代表団の一員として私は出かけて来ました。僅か一泊二日の訪問ですが台湾が更に着実に発展しているのを身近に感じました。特に印象深かったのは街の清潔さ、交通ルールの遵守、治安の良さ、又かってはここそこに警察官や兵士が立ち、監視社会的雰囲気が芬々でしたが全く様変わりで、日本に居るのと同様の自由の空気を満喫しました。

国慶節のパレードも軍事力をこれ見よがしに展示するのではなく海の向こうの中国の力の誇示の兵器露出とは全く異なるもので、小国はそれ相応の市民参加のお祭もどきでした。

この所の香港の反政府市民運動に対する台湾市民の反応は第一には何としても香港が一国二制度を堅持すべきであり、その為にも香港頑張れ、中国の台湾統一は阻止するゾ、香港のような体制は絶対に容認しないゾです。つまり香港の騒動が更に台湾の人達に力任せで意思を通そうとする中国の本質への嫌悪と恐怖を起こさせたようです。

台湾の蔡英文総統は国慶節の演説で中国の唱える「一国二制度台湾プラン」などとんでもない、それは台湾の「生存空間」を失うと言う表現で明確に拒否しました。この所蔡総統の自国での人気は腕ずく外交の中国のお蔭で人気がどんどん上っています。

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