日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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予算と税で元気な日本を

年末になると国会での年中行事である二つの事で議員達は多忙を極めます。一つは国の次年度予算案作成、そしてその財源獲得と実体経済への刺激策となる税制を改正することです。政権与党である自民党の本部では、朝から晩まで霞ヶ関の各省庁の応援団たる、いわゆる族議員達が集まって自分が最も関係の深い役所と意見交換をし、その予算獲得と税制の改正に気勢を挙げます。

政権を与る自民・公明連立の安倍内閣は国会で予算案の承認と各種税制の改正を得るには国会での与野党論議の前に自らの党で政府が行おうとする政策、予算承認と税制改正に賛成を貰わなければなりません。その為には政府は重要政策を予め党に提示し、賛同議員をチャンと摑んでいなければ国会で混乱を来たします。今回の重要政策と考えられるものは次世代に亘っての社会保障の改定、日進月歩の発展産業、即ちIT、AI関連産業育成、更には今まさに実用化を目ざし熾烈な競争が始まっている量子力学に関する新型コンピューター産業、等への政策支援でしょうか。

社会保障に関しては、これは永遠の課題です。弱者を社会が助ける政策に反対する人は誰もいませんが、政府も打出の小槌を持っている訳ではありませんから集めた税の中からその配分に関し苦労します。十月に消費税を二パーセント上げ、五兆円の安定財源を得、広い意味での社会保障費に投入しましたが、それでも少子高齢化対応には不十分です。

かってのような、世界をリードする元気な産業の見当らない日本の再起には遅ればせとは言え、米中の独壇場のIT・AI、そして夢の量子活用産業に国の資金援助と税の刺激で競争力を強め勝負に勝つ事が必要です。その為にも今冬の予算編成税制改正は重大なのです。

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平成から令和へ更に繁栄と平和を

あっと言う間にこの一年も終ろうとしています。何と言っても今年我国にとり歴史的且つ最大の出来事は御代替りです。平成から令和へ、三十年余の平成から本年五月新天皇即位により新たな令和に入りました。連綿と続く皇室と共に皇室に付随する物や事が即位の礼を通して明らかになるにつけ俗っぽい言い方になりますが、「銭金では買えない」有形無形の日本の宝の素晴しさを噛みしめました。国際政治経済における我国の影響力は浮いたり沈んだりしています。しかし他国に無いが故に比較にならない天皇制とこれから生ずる物事はどの国も真似出来ません。

日本人にとって天皇制は理屈ではなくある種心の拠り所とでも言えるのではないでしょうか。国民主権の我国で、世襲のこの制度は特異です。又国民とは違い皇室には国家から与えられる色々な特権があります。しかし一方国民が享受する基本的人権に関しては皇室は私達と立場を異にしています。

私達国民は、自らを律し、他者への思い遣りに日々心を砕く特別な存在が天皇であると認識すればこそ更に敬慕の念は深まります。行幸が行われれば全国津々浦々で歓呼の声が自然発生的に生まれ、災害で苦しむ人の心に希望が生まれ、高齢者施設や障害者施設に居る人々に元気が起り、象徴の意味も未だ判らない子供達から何故か笑顔が湧き出ます。

平成天皇(現上皇)と国民の距離は年経る毎により身近になって来ました。それは上皇と国民の間が慣れ親しくなったのでは無く、互いの理解が両者を自然な間合いにしたのではと私には思えます。今上天皇は即位の礼で、我国と世界の繁栄と平和を心から願うと宣言されました。この実現の為私達国民は平成時代に倣い努力する事を確認しなければなりません。

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