日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

1852020/09

党員の総意で次期政権誕生を

七年八ヶ月余の最長内閣と報道された安倍内閣が首相の体調不良により第一期目と同様に自ら辞任することになりました。本人も誠に不本意でしょう。只今はコロナ禍で国内は不正常、又この影響で経済もマイナス成長、政治の指導力が絶対に必要とされる時ですから責任感の強い安倍首相の事、ここで退任は悔しい限りだろうと想像出来ます。

政治に停滞は許されません。政権与党たる自民党は遅滞なく次の総裁総理を選ばなければなりません。次の首相が決まる迄は安倍首相は責任を持って残存期間を全うすると言いました。いずれにしろ早急に次期指導者を決めなければなりません。

与党の自民党から総理大臣を出すには先ず党の総裁になる関門を通らねばなりません。党則に従えば衆参国会議員には一人一票の投票権が与えられ、議員総数と同数の投票権が一般党員にも与えられます。つまり、総裁立候補者は一般党員から獲得した票の割合に応じて彼等に与えられた投票権を分割して自分の得た得票とします。と言う事は国会議員の票の重みと一般党員の票の重みは同等でこの合計のうち過半数を得た者が総裁になれるのです。

今一つの総裁選任の方法は、衆参両院議員と各県連合会代表者三名による選挙で、これを持って全国党員参加による投票に代えるものです。この方法を行う理由は党員投票に比べこの方法はより簡便であり、緊急の時には都合がよろしいからです。

確かに只今はコロナ禍で行動に制約があります。しかしそれで百万党員の投票権を無視して良いのか、長期政権の後に新たな出発をする為にはより多くの党員の意志に耳を傾けることこそ重要なのでは無いでしょうか。安倍首相も次の総理の誕生迄は責任を持って政治を行うと言明しました。文明の利器を活用すれば、一ヶ月あれば新しい指導者は生まれます。

1862020/09

菅氏が次期総裁総理へ盟友石破氏は残念

突然の安倍首相の退陣で自民党内で激震が起こりました。政治に空白は認められません。安倍首相は次の自民党総裁、即ち実質的な我国の総理が決まる迄はその職責を全うしますと言明して、前回同様病気が故の退任となり、新総裁選任へ向けて自民党は走り出しました。

緊急事態であると言うので党総務会は全国党員投票による通常の総裁選挙に代わる方法として各県に投票権を三票ずつ付与し、選挙立候補者に各県独自の方法でその権利を与える事にしました。私は急ぐこととは言え、安倍首相の状態から推測しても堂々と一月かけて党員一人一人の意思を尊重するのが正解だと思いました。

菅、石破、岸田の三人の候補が競い、結果は圧倒的な菅氏の勝利になりました。菅氏の応援は党内の五派閥プラス多数の無派閥の議員、岸田氏は自派プラス三十人程の支援者、石破氏は残念ながら議員間での拡がりに欠ける得票でした。これに加えて前記の各県の持ち票の獲得数ですが、こちらも菅氏支持が大層あり、氏の完勝となりました。

菅氏の第一の方針は安倍政権の継続です。氏は安倍氏を支え八年近く官房長官として務めて来ました。この時の手腕力量は万人が評価する所です。では氏の当面の方針はとなると、現在私達が直面しているコロナ対策とこれにより疲弊した経済の再活性化が第一の挑戦です。これは世界中の指導者が取り組む試練ですから菅氏の真価の発揮が求められます。更には人口減少、高齢化、民間活力の弱体化等で我国国力の相対的低下の今日、日本再興への重い責務が氏の双肩に掛かっています。更には東アジアを取り巻く国際環境への対応も重大事です。

菅氏のリーダーシップに期待すると同時に、少数派を背負って今回四度目の総裁選挙に挑戦し、敗れた三十年来の友の石破氏を応援した私としては残念至極ですが、盟友が立ち止まることなく棘の道でも前進して呉れる事を願うや大です。

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