日頃の思いを綴る 「すずきの通信」

毎月2回発行する「すずきの通信」 バックナンバー

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ふる里、世界の為の洋上風力

私は国政を与る国会議員であると同時に選挙区を背負う代議士でもあります。故郷なくして私は存在しませんし、国への責任を忘れては議員の資格はありません。勿論私は北九州を地盤にしていますから当市の要請は百パーセントの政治力で働くことも当然です。

私がこの所挑戦している課題は我国のエネルギー問題の将来に関してです。資源小国の日本は石油もガスも全てと言って良い程に輸入です。これらの資源は燃やされる事で熱を発し、これが電源になります。その時利用熱と一緒に炭酸ガスが排出され、これが今日私達の住む地球に温暖化をもたらし、環境を悪化させています。炭酸ガス縮減は人類が共同して取り組まねばならない喫緊の問題です。

つまり熱利用のエネルギーは今後極力減らさなければなりません。となると当然これに代わるエネルギー源活用をしないと日本は炭酸ガス一大排出国の烙印を押されます。この解決法は如何、今ヨーロッパでこの問題解決の決め手となっているのが再生エネルギー、特に大々的に活用しようと技術と資金を注ぎ込んでいるのが風力発電、それも洋上風力発電です。この点で最も先進的な国の一つは日本と同じ島国英国で、再生エネルギー(洋上が主だが、太陽光、水力等)利用率は既に四割です。特に洋上風力利用には積極的で民間のこの産業への進出は大きく進んでいます。

振り返って日本はとなると再生エネルギーは水力を除けば電源の一割にも届かずで、未だ火力発電が八割近くです。これでは地球温暖化対策に何の貢献もしていないと世界から非難されます。

日本の再生エネルギー活用の可能性は英国同様洋上風力です。実は今北九州はその一大拠点となるべく懸命です。これを支援するのは当地出身の私の重大責務です。世界の為日本の為ふる里の為頑張ります。

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任命拒否なら判り易い説明を

菅政権誕生から三週間が経過しました。滑り出しの菅人気は上々で、国民の期待は彌が上にも膨らんでいます。

しかし政治は生き物、この所連日マスコミを賑わせているのが日本学術会議会員任命とその間に生じた首相による六人の任命拒否です。研究者で学術会議会員になる資格の人は八十七万人ですから、その中から僅かに二百十人が選ばれるとなると研究者にとっても可成りな栄誉でもあるでしょう。今回学術会議から推薦され、首相の任命で会員の席を得る筈だったにも拘わらず六人は選択されなかったのですから、この人達には何らかの適正に欠ける物があったと疑われても仕方ありません。

そこで学術会議の議長のノーベル賞受賞者の梶田隆章氏や任命関係の六人が疑義を申し立て、先ずは任命拒否に至った理由の説明を政府に求めています。国会閉会中ですが法に則り閉会中審査が衆・参両院の関係委員会で開かれました。政府の答弁は「総合的、俯瞰的…」に考えて任命に至らなかったと言うものでした。私もこの発言をテレビで聞きましたが、誠に抽象的で要領を得ませんでした。

任命拒否された六人は理系の学者ではなく、全て社会科学系の学者です。彼等は一人一人価値観を持ち、それを基礎にして思考を展開します。ですから理系の学問とは違い彼等の理論は統一したものになる筈はありません。この六人の主張は現政府の政策とは相容れない点が明確に存在します。政府は彼等の学問に批判的なのでしょうか。しかし憲法二十三条の学問の自由に反する行動をとってはいません。拒否によって彼等の任命を無効にした事は事実なのです。ここは矢張り何故彼等が会員に相応しくないのか明確に説明するのが筋だと思いますが如何でしょう。

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